シニア世代の希望の星!イチナナの配信を通して世界を広げたマダム

イチナナを代表するトップライバーさんを紹介する『ライバーストーリー』、第13回目の今回は、最高齢ライバー「せんちゃん」さんが登場!
70代で初めてスマホを手にした「せんちゃん」さんが、多くのオーディエンスを惹きつけるライバーになったのはなぜなのか…その秘密に迫ってみました!

せんちゃんさんが配信を始めたのは、ご家族の勧めがあったからだそうですね。

姪っ子がほとんど家にいて家事ばかりしていた私を心配して、イチナナでのライブ配信の話を持ってきてくれたんです。人とのお付き合いが少なかったので、スマホの中でお話ができるよって勧めてくれたんですよね。

そうだったんですね。配信を始めたばかりのときは手が震えたとか。

やっぱり震えましたね。それに画面を見た時に不思議でたまらなくて。去年配信を始めた時に、スマホを初めて触りましたから、こういう世界があるんだなとびっくりしたのを覚えています。

スマホを持ったこともないとびっくりしますよね。私の母はまだ60歳ですけど、スマホに対する拒否感が凄くて…

配信を始める前まで、私もそんなにスマホのことを知らなかったんです。ですので、スマホを覚えるまでにかなり勉強したり、教えてもらったりとか、苦労はありました(笑)
やっぱりスマホって素晴らしいんだけどすごく大変ですよね。確かに単純そうに見えますけど奥深いし、覚えれば覚えるほど奥が深い、味があると言う感じでしょうか。

その粘り強さが凄いと思います。どれくらいでイチナナの世界観に馴染めましたか?

配信を始めて、2ヶ月ちょっと経ったくらいの時に、イチナナを開いた途端にスーッと気持ちが入っていく感じがあったの。配信を何度もやっていくにつれてだんだん自分がそこにのめり込んでいったのかもしれないですね。

そんな転機があったんですね。イチナナの配信を始めてすぐの頃はどんな配信をしていらっしゃったんですか?

基本的には見に来てくれた方とお話をしていましたね。
送られてきたコメントに対してお話したり、テーマを決めてお話したり、他にも今日は何をしたらいいかなって深く考えましたよね。

毎回トークテーマを決めていくというのはとても難しいですよね。

世代も違うから難しいですね。話もそうだけど歌も、私たちは昭和の初期でしょう。平成から令和になりましたけど今の歌とは違いますからね。この間も「古いね」って言われたけど、「この歌は残しておいた方がいいよね」って、軽く返せるようにもなってきました。

プレッシャーになっていた期間、配信を止めなかったのはどうしてでしょうか。

皆さんが待っていてくれるから。やっぱり配信を始めると誰かしら来ていただけるからでしょうね。そうするとやっぱりやっていてよかったなぁと思いますよね。

オーディエンスの方の存在が支えになっているのですね。イチナナを始めてから、ご自身の中に変化はありましたか?

自分ではそんなに若返っているつもりはないんですけど、「若返ったね」なんてコメントをもらっていますね。性格はもともとそんなに暗くはないんですけど、やっぱりこの歳になるとちょっとした事で暗くなったりして、引っ込み思案になることがあったんですよね。それがだいぶ明るくなったんじゃないかなって思います。

コメントの向こうにも人がいる訳ですから、どうしても気になってしまいますよね。他にも配信中に難しいと感じることはありますか?

言葉のニュアンスが私の世代とは違ったものがありますよね。向こうに私の言葉が通じない時もあるし、私もその方の言葉が飲み込めないときがあったこともあるかもしれないですね。

イチナナのオーディエンスの年齢層は若いですよね。初めて触れ合ったときどう感じましたか?

最初は相手の人の年齢は聞かないでそのままストレートな感じで配信していたんですけど、少しずつ時間が経つにつれて、年齢も聞いてもいいのかなと思って年齢を聞いたら10代の方とかね、小学生の方がいたんですよ。若い方が来ていただけるだけで嬉しいですね。

幅広い年齢層の方とのコミュニケーションを楽しんでいらっしゃるんですね。

皆さんに会えると楽しいですね。オーディエンスの方のことは、一緒にお話しをする楽しい友だと思っているんです。

今は配信で主にコミュニケーションを楽しんでいらっしゃいますが、これからやってみたいことはありますか?

イベントで歌を歌えれば楽しいかなと思います。もうほとんど緊張もしなくなりましたしね。

緊張しないなんて、凄いですね。それはオーディエンスの方が応援してくださるからでしょうか。

応援してくれる方がいると少し自信を持てるのかなと思いますね。でも配信って自分自身で自信を持たないとできないことですからね。あまり意識しちゃうとできないかなって。こんなふうに思えるのは自分も進歩したのかなって思いますね。

さらっと仰いましたが、自分に自信を持つというのはとても難しい事ですよね。

難しいことなんですけど、難しく考えないようにします。そういえば春ぐらいに私入院したんですよ。もう配信も難しいかなと思っていたんですが、帰ってきて時間が経つにつれて、やっぱり気になっちゃいますよね。それで配信を見ちゃったんですよ。そうしたら名残惜しくてね。

誰かの配信を見て、やりたいという気持ちがこみ上げてきたんですか?

いろんな方の配信を見ていて、私もやりたいなっていう気持ちが湧き出てきたの。生活の一部になってきたというのか、配信がないと私これから何をやっていけばいいのかなって考えちゃいますね。

切っても切り離せない存在になっていたんですね。日々の配信の中でどんなことを心に留めていますか?

来ていただいた方にはなるべく楽しい配信をしたいなと思っています。あと歌配信をしていきたいですね。たまに悩みを話してくださる方もいらっしゃるし、ちょっとだけでも為になるならこうした方がいいんじゃないって答えています。みんな色々生きていると悩みがあるみたいでね。

相談をしてくるオーディエンスの方はもしかしたら、せんちゃんさんのことをお母さんだとか、親近感を抱いてるんじゃないでしょうか。

お母さんって言う方もいますし、うちのお袋と年齢が一緒でお袋みたいだなんて言う人もいますね。

せんちゃんさんの配信に暖かさを感じている人が多いんでしょうね。今、家の中で孤独になっている人は多いですからね。

オーディエンスの方も結構いるみたいだし配信している方もね。仕事もリタイアして家にこもりがちになって孤独を感じているという同世代の方もライブ配信を始めたらいいなと思いますね。私も最初の時点では配信を始めるなんて絶対に難しいと思っていました。やっぱり配信となると、抵抗を感じる方は多いのかもしれないですね。

生きてきた時代によって培われてきた価値観が違うから難しいこともあるかもしれないですね。

若いときって、顔にシワがないじゃない。私たち世代って見られたくないって気持ちが結構強いんですよ。少しでもよく見られたいと思えば少しお化粧したりもしますから。鏡を見ることも結構大切なんですよね。配信を始めるまでは鏡を見るのがとっても嫌だったの。でも今は自分の顔を鏡でまじまじと見ることができるようになって、そんな刺激をもらえてありがたいなと思っています。

それって凄い心の変化ですね。

家に鏡台もあるのに、鏡を見るのが嫌でね。髪に櫛を入れるんですけど鏡を見ていませんでした。同じような方も配信して、刺激を頂いて綺麗になっていくことがすごく大切だと思いますね。そのままいっちゃったらつまらないし、楽しまないとね。

配信を続けていたら気持ちが若くもなるし、脳が活性化されそうですよね。

確かにそれはそうですよね。皆さんに助けられていますね。生きがいにもなったし、少しはボケないですむのかなって。退院してここまで回復すると思いませんでしたから。配信って素晴らしいなと思いましたね。

今こうやって人から注目を浴びる配信を始めてメディアにも取り上げられていて、この変化はどのように感じていますか

まさか私がそうなるとは思いませんでした(笑)今は本当に幸せを感じています。どこまで頑張れるかわからないけど、もっともっと頑張りたいなって気持ちはいっぱいありますね。

これからますます活躍していく姿が見えます!せんちゃんさんにとって、イチナナ配信とはどのような存在でしょうか。

私の命ですかね。生活の一部です。最近はねすごくルンルンな感じで疲れを感じなくなったんですよね。若返っちゃったのかしらね(笑)

ありがとうございました!

穏やかで親しみやすい雰囲気で、その場を和ませてくれたせんちゃんさん。きっと彼女の配信を通して癒される人も多いのだと思います。お料理配信や歌配信、ギャルメイク配信などチャレンジングな配信を続けるせんちゃんさんの配信はほぼ毎日、午前中の1時間~2時間。ぜひ配信ルームに遊びに来てください!