圧倒的癒し系の顔に隠された強い意志。一人のシンガーソングライターが、夢をつかむまで

イチナナを代表するトップライバーさんを紹介する『ライバーストーリー』、
第6回目はシンガーソングライター「海月まな」さんが登場!
ほんわかした癒し系の顔の裏にある、強い意志に迫りました。

 

これまで、数々の楽曲を作ってきているまなさんですが、初めて曲を作ったのはいつ頃ですか?

曲を初めて作ったのは高校生の時です。
中学生の時にたくさん音楽を聞くようになって、あんまり学校に行きたくない時期に音楽に救われたんです。
それで、自分も誰かを元気にできたらいいなと思ったのがきっかけです。

高校生の時に初めて曲を制作されたとのことですが、本格的なライブ活動を始めたのはいつですか?

大学1年生の10月が最初です。出演者を募集しているところを調べてコンタクトを取りました。
その時は、3曲やらせてもらったんですが、1曲はオリジナル曲でしたね。
それから、多い時は毎週ライブをして、平均すると月1、2本ライブに出演していました。
就活の時も少し減らしはしましたが、完全にお休みしていた時期はそんなにないですね。

就職活動中もペースを落とさずに活動されていたとは、すごいです!まなさんは一度就職をされていますが、仕事を辞めるという大きな決断をして、音楽活動を再開されていますよね? その一番大きなきっかけは何だったんでしょうか?

ずっと音楽活動を応援してくれている友人がいて、就職する前から「音楽はもうやらないの?」って気にしてくれていたんです。
実際就職してみると、音楽活動と上手く両立できなくて……そんな時に、その友人が背中を押してくれて、決断することができました。

順風満帆に感じる音楽活動ですが、まなさんは以前、体調を崩されたことがあるとお聞きしました。創作活動って、とてもエネルギーが必要だと思うのですが、どうやって乗り越えられたんでしょうか?

逆に、私は創作活動をしていないと、いろんなバランスを保てないと言うか……。
私は、日常生活の中であんまり自分の考えを強く主張するタイプではないので、曲を作って発信していくことで、バランスを取っている部分があります。
それが支えになっていると思いますね。

常に音楽を作り続けていらっしゃるそうですが、特に作りたくなる時はどんな時ですか?

自分でも分からないんですが、急に降ってくるじゃないですけど、スイッチが入る時があります。(笑)
感性を刺激するようなものがある時とかですかね。本を読んだ後とか、いい映画を観た後とか、音楽でも他の人の作品に触れたり、ライブに行ったりした後に、そういうモードになることが多い気がします。
最近だと、実はさっきまで軽井沢にいたんですが、あの空気には感動しましたし、刺激を受けました。

そういうインプットは意識的に?

半分くらいは意識的にしてますが、今回の軽井沢も別にそういう目的で行った訳ではないので、無意識にそうなっていますね。
でもやっぱり刺激になるように、いろんな音楽を聞くことは意識していますし、本を読む時間も作っています。

まなさんが曲を作る時に大切にされていることはありますか?

一般論をいわないようにしています。
曲を作っていると、自分がどう思っているとか、自分が何を伝えたいかではなく、より多くの人が求めているもの、何を求められているかというところにだんだん寄っていきそうになるんです。
聞いてくれる人がいいと思う曲を作ることは大事だと思うんですが、そっちに寄りすぎちゃうと面白くなくなっちゃうと思うんですね。
作っているときにハッとなる瞬間があります。

書いてみたけど、違うなと思う作品もあるんですか?

全然ありますよ!
世に出している曲って、作った内の10%か20%だと思います。

え! もったいない!

そんなことないですよ!
その形ではボツでもその中から一部だけでも、また違う曲を作った時に引用できたりもしますし、違う形で生きてくるんです。
自分の中ではボツというより、保留みたいに考えています。

曲作りに真摯に向き合ってらっしゃるんですね。

仕事から帰って、イチナナ配信以外の時間はほとんど音楽に使ってますね。

まなさんがイチナナを始めたきっかけはなんだったんでしょう?

実は、大学生の時にイチナナから連絡をもらっていたんです。
でもその時は就活のタイミングと重なってしまってできなかったんです。
それで、社会人になって仕事を辞めようか考えていた時に、ふとイチナナの存在を思い出したんです。
いい音楽を作ることは大前提として、いいものを作っても上手くそれを発信していけないと人気は出ないですよね。
いかに知ってもらうとかいうことが大事だと思うんですね。
イチナナって、感覚としては路上ライブに近いと思っているんです。
不特定多数に向けて発信できますし、しかも路上ライブとは違って地域関係なくいろんなところにいる人に発信できるところが面白いと思いました。
それで、今後の音楽活動にもプラスになればと思って始めました。

始めてみてどうでしたか?

今まで関東だけで活動していたのでファンの方が関東にしかいなかったんです。
イチナナを始めてからは、いろんな地域に私の歌を好きだと言ってくれる人が増えたことが、一番良かったところですね。
この8月も関西でライブをしてみようと思っています。
オーディエンスの方がたくさん予約をしてくれていて、イチナナをやっていて良かったなあと思います。
ゆくゆくは全国ツアーをしたいですね。

凄いですね! 関西でのライブを決めたのは何かきっかけがあったんですか?

東京のライブに関西からお客さんが来てくれるようになったことがきっかけです。それで、関西でやったらもっと来てくれるんじゃないかと思ったんですよね。
県をまたいで来てくれることがなかったので、これは本当に大きなきっかけでした。
今、東京のライブも半分くらいはイチナナから来てくれるお客さんなので、イチナナのIDで名乗ってくれると嬉しいですね。

配信をしていて気を付けていることはありますか?

常に不特定多数の人が見ていることは意識しています。
一人に向けたコメントであっても、他の人がどう受け取るかということを考えて、見てくれている人全員がハッピーになる配信を心掛けています。
以前、オーディエンスのお願い事を短冊に書くイベントをしたんですが、みんなも楽しんでくれたし、それを通していろんな方々のことを知れたのが良かったです。
それに私、切ったり貼ったりする工作が好きなんですよね。(笑)

そういえば、「作曲活動の原点はワクワクさん」って言ってましたね!

小さい頃から、音楽に限らずものを作ることが好きだったんです。
小さい頃ワクワクさんの切ったり貼ったりが本当に好きで……ものを作ることって共通している部分があると思うんです。
だんだん大きくなるにつれて、作るものが音楽や料理や抽象的になっていきますけど、作ることが好きなんです!
曲を作るのも、コードで枠組みを作って、歌詞やメロディが色付けというイメージです。

まなさん独特の感性ですね! 作っているときがやはり一番楽しいですか?

作り終えそうな時が一番楽しいですね。
実は、歌うところにあまり拘りを持っていないんです。
自分で歌わなくてもボカロでもいいと思ってますし、曲提供をしたこともあります。
作る過程を最後まで自分で面倒を見たいんです。
自分が作った曲が自分の手を離れていろんな人のものになるのは嬉しかったですね。これからの活動として、作詞作曲家も視野に入れています。

そうなんですね! まなさんの中にはたくさんの夢が広がっていますね!

いつか、すごく大きな会場でライブがしてみたいです!
その為にも、今はファンを増やす時期なのかなと思っています。
イチナナでもっとお客さんを増やして大きな会場でライブがしたいのと、イチナナにもライブに出られるイベントがあるので、そういったものにも出てみたいです。

イチナナを通して、活動が広がっていくのを感じますね。そんなまなさんにとって、イチナナとはどんな存在ですか?

「夢を一緒に叶えてくれる仲間と出会える場所」だと思っています。
応援してくれる人たちがいるからこそ、「もっと大きい会場でライブをやりたい」という夢を見られていると思います。
リスナーの人たちもその夢を叶えることを望んでくれていると思うので、みんなで叶えられたらいいなと思います。
もっと言えば、イチナナはインディーズ音楽界の希望だとも思っています。
今、若いミュージシャンが増えているけど稼げなくて辞めていく人が多い中で、芸術に携わっている人が正当に稼げる希望の光です。

ありがとうございました!

実際にお会いしてみると、海月まなさんはおっとりとした癒し系の方でした。
それとは裏腹に、音楽に対する熱い情熱を語っていただきました!
そんな海月まなさんの配信は、不定期とのことですが、午前中や14時頃、もしくは夜20時頃から2〜3時間まとめて配信することが多いそうです。
ぜひ弾き語りを聴きに配信ルームへ遊びに来てください!